働く

論理思考・・・むしろ現代人は感性が不足している気がする

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やぶ遅くの西嶋です。

論理はビジネスパーソンにおいて結構重要・・・らしい。

ある事業を立ち上げるとして断片的な情報しか入ってこない場合、ものの見方を変える為に論理を応用するのはすごくいい。少し角度や切り口を変えただけで、新たな発想が思いついたりする。常識にとらわれず。

だが、人と仕事の話をすると、「この人、営業も販売も現場管理も、全部『論理的』に解釈すればいいと思っているな」・・・という輩がいる。

本社部門を一歩出れば、もうそこからは現場だ。

現場というのはほぼ感情で支配されている。

お客さんが何か物を購入する時に論理的に考えていちいち買う人を見たことがない。それなのにお客さんにいろんなグラフを見せて数字を見せれば売れると思っている人もいる。

会社組織もそう。
本社の人間がうまく現場の人間を飼いならそうとしても、現場は反発したりする。

「大丈夫。論理的に、合理的に説明すればうまくいく」

んなわけはない。
自分が買い物する時、そんな論理的にいろいろ迷って買わないでしょ。

たしかにバラバラな事実をきちんと組み立て直して、順序立ててそれを伝えることができる人がいる。論理を応用する時ってそんな時だと思う。

それよりもお客の感情を理解し、『感性』を磨く訓練をしたほうがいい。現代人は法治国家の時点で十分論理的だ。足りないのは感性だと思う。

 

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