暮らし

Amazon Home Servicesの可能性!水道屋の世界もこれで変わる

854e611c8d22f28602d193aca8ebb3f3_m

こんばんは西嶋です。

Amazon Home Servicesが米アマゾンで開始された。
アマゾンホームサービス。モノだけを売っていたアマゾンだが、いよいよ「ヒト」を届けるサービスに進出する。日本アマゾンでの公式な発表はないけれど、いずれスタートするのは間違いない。

このサービス。今後の建設業界のあり方も変えると信じている。

水漏れがあったら冷蔵庫に貼ってあるマグネットの水道屋さんに連絡!という流れを変える起爆剤になり得る。アマゾンが水道修理をやれば、マグネット広告の水道屋はかなりの数が淘汰されると思う。

なぜ淘汰されるのか。
どの業者を選んでも大体『同じ』だから。金額もサービスもほとんど変わらない。いわゆるコモディティ化ってやつ。

そんな中、ネットだけで拡大したアマゾンが水道修理を始めたら、これだけで違いが突出する。今や電話で会社に問い合わせるよりも「まずはネットで検索」という時代。
「水漏れならアマゾンで」なんて検索上位ヒットしたらクリックしない人はいないだろう。

さらに違いはネットかどうかだけではない。

アマゾンレビューをご存知だろうか?例えば本とか映画に「面白い」だの「つまらない」だの誰でも自由に商品を評価できる、あれ(自由に書けるから時折問題になるけど)。ホームサービスに生かされるとしたらお客としては面白いではないか。

作業に来た「人間」をアマゾンレビューで評価する。
サービスが悪い人には評価は悪く、その逆であればもちろん高評価。来てもらいたい人を選んだり、来た人を評価できるというのは、今まで体験しなかった価値体験。まるでヘアサロンの指名制度。

お客だけでなく職人のモチベーションや技にも影響してくる。
いい評価をもらいたければ努力するし、職人同士で競争が起こる。競争が起これば工事の価格も下がる。マーケットプレイスの「1円でも安い会社が上位に表示される」のまさに職人版だ。

水道業界は競争しているようで、競争してない。なまけ怠慢。
アマゾン社長ジャスパー・チャン氏は「アマゾン内で競争させること」を戦略の一つにおいている。
ホームサービスでもその考えは流れてくるだろう。ネットの世界であれば個人も会社も参入できるのだから切磋琢磨の競争は必須だ。

「いい評価をもらう為に、職人が自ら考えて努力する」
いよいよ、職人も本格的にセルフブランディングが必要な時代が来る。

コラム一覧に戻る »