働く
デービット・アトキンソン氏「職人は一人前になるのに10年は美化しすぎ」
こんばんは西嶋です。
カンブリア宮殿に出演された小西美術工藝社社長のデービット・アトキンソン氏。
その中で『職人の世界は美化されがち。一人前になるには10年かかるとか・・・。でもそれは職人の世界だけでなくなんでもそう。金融マンだって一人前になるには10年かかる」
確かに・・・。私の親方もよく「配管ができるようになるには10年かかるんじゃ〜」みたいなことをよく言っていた。いやいや、どんだけ効率悪いんだよ。。
こんな感じで職人のあり方を見つめ直す考えは好き。
デービッド氏は「職人の管理をきちんとする」という経営者としては当たり前のことをやっているだけなんだけど、職人の世界は経営・管理職がいない。経営も管理も職人も全部『職人』がやっている。『職人』が経営者もやっている状態なわけで、技はあるけど経営下手な人がほとんど。
でも『経営者』が『職人』をテコ入れすると会社のあり方は激変する。面白いくらいコンサルができそう。
それぐらい職人で固められた世界というのは自分たちの「技」というコアな部分しか物事をみない。経営や管理まで神経が行き届かないわけである。
そんなわけで、お客さんに対してのサービス価値を向上する、コストダウンを心がけて利益を上げる、とかそういう考えがなかなか出ないわけです、職人ってやつは。