働く
居抜きの内覧にはTシャツを持っていけ!?
こんばんは西嶋です。
新たに飲食業を始めるオーナーにとって居抜き店舗は初期費用を抑える事ができる魅力物件。しかしそれと引き換えに問題物件も多く存在する。
私の周りには不具合の問題を抱えたオーナーが多かった。水が漏れていたとか、排水が詰まりやすい設計だったとか。見ただけではわからないし、店をオープンしてから気づく。
それでも安く済むならと「リスク<初期費用」という選択もわからなくはないけど、不具合に気づいて100万近い修理費用がかかる事になったら安物買いの銭失い。個人宅と違って、問題あるから引っ越そうという訳にはいかない。売上が軌道に乗ってその土地に根付いてしまったらなおさらだ。
そこで問題箇所を見つける点検方法を紹介したいと思います。
誰にでも簡単にできるし、もちろん工具もいらない。プロでもやっているくらいなので少しは参考になるかと。
1 水漏れしていないか
空室だど水道はメータバルブというところで止水されている。
まずはバルブを開けて通水してみよう。やり方がわからなければ不動産屋に言えば開けてもらえるはず。通水したら厨房内の床に水が垂れていないかをチャック!この時に蛇口を開けて水を出してはダメ!チェックする時に蛇口から跳ねた水が漏れた水と見分けがつかなくなるから。2~3分もあればタラタラと床や流し台から垂れているのがわかる。同じようにトイレや手洗いなど水回り箇所は全て点検する。
2 排水詰まりを起こしていないか
ここで蛇口を開けて水を出し、排水の流れが問題ない事をチェック。ポイントは一度排水口に栓をし、流し台に水を貯めてから排水する事が望ましい。貯めずにただ水を流しているだけでは詰まりの症状は出ない。栓がなければここで持参した『Tシャツ』を栓がわりにしてあげれば良い。
3 グリストラップは設置されているか
どんな飲食店にもよるが、油物を扱う飲食店であればグリストラップがないと2~3ヶ月で詰まりだす恐れがある。詰まる度に修理業者を呼べば毎回3万くらいは出費する事になる。これではせっかくの儲けがパーだ。
4 熱湯用排水管が使用されているか
食洗機やゆで麺機などの熱湯が流せるような配管が設置されているかも調べたほうが良い。見分け方として排水管の色が「茶色」であればOK。
グレー色の配管は要注意。これは耐熱加工がされていないのでそのまま熱湯を流し続けたら配管が割れ排水漏れを起こす可能性がある。これが結構修理に高くつく。自分のテナントが2階だったりしてこの漏れを起こしてしまうと、最悪の場合、1階のテナントにまで水が浸水してしまい賠償問題にまで発展するケースもある。修理代だけでは済まないパターンだ。
上記4つをさらっと見ておけば大丈夫かと。
もし詳しい内容など知りたい方がいらっしゃいましたらご遠慮なくメールください。