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水道屋は希少性大?だから修理価格は高いのか

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水道屋の工賃は高い。決して安くはない。
トイレ詰まり修理で3万円。作業時間1時間。「修理価格は5000円〜」みたいな感じで結局5000円に収まることはほとんどないであろう。

最近、私の知人の水道屋(新築メイン)は工事価格の値引きをやめたという。
理由は職人不足だから。「水道職人の希少価値」みたいなのを掲げて新規の取引相手に強気らしい。「うちの金額が見合わなければ他に頼んでみなよ、いるならだけど」的な。

う〜ん、なるほど。同じ業界の人間として分からなくはない。今確かに建設の職人界は売り手市場。値上げしたくもなる。賃金も上がったしね。

でも職人の世界ってこの調子だから「悪徳」みたいなこと言われてしまうのではないだろうか。

そもそも希少って金やダイヤ、石油とか資源が限られている「物」に使われるべきであって、人材不足を「希少」と正論立てて良いのか。ただの企業と業界の努力不足が人手不足を招いたのであって、根本的な解決を見出せないまま、ただお客にその負担を強いるのはどうなのか。

ネガティブな価格設定はぜひやめて頂きたい。

 

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